一坪菜園で枝豆を収穫しました
ご訪問ありがとうございます
私の家では節約と子供の教育のために一坪菜園に挑戦しています
一坪菜園は3-4年やっています、ある程度上手くいき始めましたので、同じように菜園をチャレンジしている方やこれから始める方の参考になる情報を発信したいと思いまして、綴っていきたいと思います
今日は枝豆の栽培の報告です
まずは結論から・・・
一坪菜園の枝豆はおいしくて、おすすめ!
節約効果は2000円位
目次
スケジュール
2019/05/31 枝豆の種まき開始
2019/06/11 植え付け開始
2019/08/07 収穫開始
2019/09/12 収穫終了
期間 104日
<私なりのポイント>
枝豆は収穫時期が短いです
一度に大量に種まきをすると食べ切れません
そのため、1週間間隔で種まきを行い、収穫時期をずらすと、おいしい枝豆が長期間楽しめます
私の場合は1週間で10-20株位を1セットとして育てていました
枝豆の栽培は発芽させて植え付けするまでがちょっとひと手間ありますが、その後は収穫まで基本的に放置です、追肥も土寄せもしません
(成書では土寄せをすると記載がありますが、下記土中緑化法では不要でした)
じゃがいもに引き続き結構初心者向けな作物だと思っています
畑の準備
①完全発酵牛糞たい肥 20L
②ハイパワー苦土石灰 300g
③化成肥料 なし
これらを畑にばらまいて、スコップで耕します
そしてマルチをしておきます
<私なりのポイント>
今回の畑はじゃがいもを1週間前まで植えていた土です、じゃがいも栽培時には苦土石灰を使用していないために、栄養のありそうな苦土石灰を選びました(ハイパワー苦土石灰)
また、同苦土石灰は一袋200円位で売っていて、私の菜園計画だと一袋で1年分持ちますので、丁度よくて使っています
http://www.asahi-kg.co.jp/agriculture/gardening/products/detail/60
畑を準備しておいて、その間に苗を育てておくと丁度1週間くらいなのでマニュアル通り土をなじませることができます
化成肥料を使わなくていいのは枝豆の楽な特徴です
(勝手に窒素成分を取り込む性質があるとのことです)
連作障害への対応
枝豆は連作障害がおこる野菜のようです
そのため、1月に天地返しを行っています
私の畑では毎年枝豆を栽培していますが、連作障害は発生していません
枝豆を植える前の土地にはじゃがいもを植えていますが、この条件でも栽培には大きな負の影響はなさそうです
<私なりのポイント>
一坪菜園という狭小エリアでの栽培なのですが、毎年天地返しをやっています
その影響か、いまところ顕著な連作障害は発生していません
天地返しは毎年栽培する作物がない12月、1月に実施しています
種の購入
私は毎年湯上り娘を購入しています
一袋200円です
濃厚な甘みと香りがとても魅力的な品種です
極早生種を育てた年もありましたが、この味が忘れられず、毎年栽培しています
枝豆の発芽
枝豆栽培では発芽が最も難しかったと思います
最初の1-2年は発芽で失敗しました
発芽しなかったり、発芽しても畑の虫等に新芽を食べられてしまったからです
枝豆はたんぱく成分が多いので腐りやすい性質も発芽不良の原因のようです
購入した種がほぼすべて発芽しなかったことがありました
ネットでいろいろ調べると「土中緑化」という方法を見つけました
この方法を取り入れてからは栽培が順調にいくようになりました
発芽で困っている方は是非チャレンジしてみてください
土中緑化法
このリンクがとても分かりやすいです
園芸家「深町貴子」さんの動画です
用意
ポリポット
土止めの網
かご
培養土
キッチンペーパー
ハサミ
シャベル
操作
ポリポットに土地止めの網を入れる
培養土を半分くらい入れる
種を蒔く
1ポリポットで3-4種くらい
キッチンペーパーを乗せる
培養土を載せる
水をあげる
そのあとは放置する
(私は室内で育てました)
(水は相当乾燥しない限り1回だけにしました)
3-5日で発芽するので上の土をどける
その状態で3-12時間くらい光を当てる
(太陽光でも蛍光灯でも大丈夫)
すると若干緑色になる
先ほどどけた土をキッチンペーパーなしで戻す
成長を待つ
(しっかりと光を当てると太く強い苗になると思います)
双葉が開いて本葉が出てきたら、植え付けOKとなります
植付
植付は約20cm間隔で実施しています
(成書では20-25cmが推奨されています)
土中緑化で成長した苗の本葉を切り、根も切断します
切断後
切るなんて信じられませんが、ちゃんと育ちます
園芸家「深町貴子」さん曰く双葉に栄養がたっぷり入っているので問題ないそうです
楊枝などで土に穴をあけて植えます
写真はマルチに直接穴をあけていますが、これは途中で辞めました
苗とマルチとが当たると日中の太陽熱で熱くなったマルチと苗が接触して苗が傷むためです)
この方法の良いところ
茎が太くなり、1本でしっかり雨風に耐えられる株になること
収穫量は多くなる
苗の向きが揃えられる
後は見守るだけです
植付け後は何もしません
途中の様子
植付け後12日目の様子です
ちゃんと育成しています
双葉の向きがそろっていること
切断した脇から芽が出て2本になっています
最初に植え付けから42日目です
時間をずらして発芽-植付けを行っています
写真の右側が北側です
太陽の光を遮らないように北側から順に植え付けするので逆側の株はまだ小さいです
最初に植え付けから53日目です、収穫時期となりました
収穫
収穫時期は定植から45~50日後とされています
この時期を逃さないように、カレンダーに予定日を記載しておきます
種の販売メーカーのHPには次のような記載があります
「花が咲いてから約30日で収穫となります。 収穫が遅れると味が極端に落ちるので、花が咲いた時点で日にちを書いたタグなどをつけ、収穫予定日前後に試しもぎなどで味見をして収穫してください。」
引用元:湯あがり娘 | 家庭園芸|カネコ種苗株式会社
収穫量
上図が我が一坪菜園で収穫した枝豆です
一株ずつ重さを計測しました
結果
1坪分 70株(1列10株 × 7列)
3395g/70株
最小値 19g/株
最大値 92.6g/株
節約効果
参考価格 2019年8月 だだちゃまめ 294g/295円とすると
3395gで3406円
苦土石灰 100円
たい肥 537円
培養土 200円
種 400円(200円*2)
マルチ 100円
収入(仮)-支出
3406円- 1337円 = 2069円
よって
節約効果 2000円位
節約効果は微妙なところですね
しかし採れたての枝豆の味は格別です
枝豆は昔からお湯を沸かしてから採りに行けと言われるほど鮮度が大切です
枝豆が好きな方は是非自分で栽培して、採れたての味を堪能してほしいなと思います
枝豆はお湯を沸かしてから… | 都市農業 ぶっちゃけブログ 農業って儲かンの?
収穫量の比較
湯上り娘を栽培した報告を参考にして、我が一坪菜園の収穫量を評価しました
引用元:https://pdfs.semanticscholar.org/adeb/c9d4689853629dcd1e1543c7059c9dd72f34.pdf
国立研究開発法人食品産業技術総合研究機構の先生の論文からの引用ですが、湯上り娘の莢新鮮重は実験期間の最大で1000g/m2となっています
わたしの一坪菜園は1.8m*1.8mなので3.24m2です
収穫量としては、3395g/3.24m2(=1047g/m2)なので、この研究チームと引けを取らず我が菜園の栽培はよい方法であることがわかりました
結論
1坪菜園の枝豆はおいしくて、おすすめ!
節約効果は2000円位
長い内容で失礼いたしました
参考になる方がいれば幸いです
本日はここまで読んでいただきましてありがとうございました