乾燥肌、肌荒れが気になるあなたへ 節約保湿剤 グリセリンローションのすすめ

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今日はグリセリン保湿剤について記事を書きます

結論

グリセリンはとても安価でベタベタしない保湿剤

序論

皆様グリセリンは聞いたことがありますか？

きっと名前くらいは聞いたことがあると思います。高校の理科などでも教科書的に登場する有名な物質です

実はグリセリンは保湿剤として優秀なのです

私はグリセリンと聞くと浣腸をイメージするのですが・・・・。

食品に入っているグリセリン

古い文献ですが、下記のような記載があります

ビールに0.4％、日本酒に0.7％、ワインには約10％、蒸留アルコール（焼酎とか）やカクテル含有し、やわらかな風味に関係している

炭酸飲料やジュースにも入れられている

冷凍菓子類、冷凍割卵、半乾燥食品、和菓子、ゼリー、チューインガムなどには新鮮味の保持・ばい菌増殖防止・砂糖の結晶防止のため入れられている

（参考文献 油化学,1979年 28 巻,117-123)

現在の使用方法とは若干違うかもしれませんが確かに食品にも含有してそうです 

有名なのはニトログリセリンでしょうか

こちらはダイナマイトとか薬とかでドラマなどでもよく聞きますが、グリセリンとニトログリセリンは類似物質ですが、性質は全く違う別物です

また、食品添加物の名称でグリセリンエステルなどと名称がありますが、こちらもグリセリンとは異なる物質です 

グリセリンと保湿効果

グリセリンは角質に留まり、乾燥した外気に接しても水分を逃がさない性質のため（平衡水分量）保湿効果があると考えれらているようです

（参考文献　J. Soc. Cosmet. Chem. Jpn 2016年 187-193 50）

最近はヒアルロン酸とかヘパリン類似物質とか色々なものが開発されていますが確かに素晴らしいと思います

しかしお高いのです、本ブログは節約ブログなので節約目線でグリセリンについて書いていきたいと思います

最も古典的なグリセリンの保湿効果について調べてみました、とても古いのでなかなか見つかりません

日本語のページでもよく検索できなかったので学術的な検索で調べてみました

やっと出てきた報告は下記です

　こちらのデータは25歳から55歳のボランティアを対象に行われた研究で、冬場に乾燥した足に１ｍＬのグリセリン溶液を１日２回はがきサイズ（150cm2)程塗った時の結果です

見た目の改善率が論文に記載されていまして、それをグラフにしたものです

（参考文献　j. Soc. Cosmet. Chem., 35, 345-350 1984年）

皮膚の乾燥にはグリセリンは効果があるように思えます

濃度は10-20％が良さそうです

このグラフだと0％が書いてないのですが、論文には豚の足を使ったデータが記載されていまして、0％（水）だと効果はなかったようです

確かにいくら水塗っても乾燥した肌は潤いませんよね、むしろ悪化しそうです

グリセリンと毒性

グリセリンには毒性がない（Glycerin is nontoxic）と記載されています

（参考文献 Dry Skin and Moisturizers Chemistry and Function, Edited ByMarie Loden, Howard I. Maibach)

皮膚に使用し、薄めて使うならば、おそらく無害でしょう

皮膚に疾患がある場合には医師に相談してから使用しましょう

価格

グリセリンのおすすめな点はこれです

安いんです

 アマゾン価格で現在 398円！

グリセリンP「ケンエー」 100mL【指定医薬部外品】

 おそらく近所のドラックストアで売ってます

20％（5倍）に希釈して使用するので100ｍＬ買っても500ｍＬ分使えます

脚の表面積は 2048 ｃｍ2 と記載させれているものがありましたので

上記報告から脚だけ考えると13.7 ｍＬ必要なので20％液を毎日1日２回脚全体に塗って18日使えます

400円で18日保湿できるのは格安だと思います

節約して10％液にすれば36日使えます

作り置きはしないで下さい

雑菌が繁殖するので作り置きはしないでください。

使う都度作って下さい

ワセリンとの比較

 ワセリンはご存知でしょうか

ラードみたいな油性の肌に塗る薬です

保湿力は高いみたいですが、ベタベタテカテカです

私の手にワセリンとグリセリンを塗った画像がこれです

汚い手で申し訳ありません

ワセリンがベタベタテカテカしているのが感じられるでしょうか？

寝る前などはワセリンがいいかもしれないですが、ワセリンは油なので冬場は皮膚に塗った後の伸びが悪いのも難点です

その点グリセリンは液状でサラサラしていて伸びが良くテカテカしないのが良いところです

場合によって使い分けたらよいかと思います

ワセリンHG

ぜひお近くのドラックストアなどで見てみて下さい

繰り返しになりますが、皮膚に病気がある場合には医師に相談してからご使用ください

寒くなってきましたのでお風邪ひかないように気をつけてください

ここまで読んでいただいてありがとうございました